「Teutonia IV Moonphase」は、2019年に登場したムーンフェイズモデルです。 6時位置に配されたムーンフェイズ表示は、夜空に浮かぶ月を永遠に切り取ったような美しいデザインで、Mühle Glashütteの精密なクラフトマンシップと詩的な感性を見事に融合させています。 このモデルの誕生は、月面着陸から50年という節目の年に合わせたものであり、宇宙への探究心や時間の壮大な流れを象徴しています。 実際、月は過去50年の間に地球からおよそ2メートル離れており、いつか完全に離れていくとされています。 そんな“遠ざかる月”を、Mühleはこの時計の中で永遠に閉じ込めることに成功しました。 直線的で整ったケースデザインとエレガントな文字盤は、クラシックでありながら現代的な印象を与えます。 Mühle Glashütteが大切にする「実用性」「精度」「信頼性」の哲学を受け継ぎながら、ロマンティックな時間の象徴を身に纏うことができる一本です。