STORY OF S.A.R.

THE STORY OF THE S.A.R. RESCUE-TIMER

ミューレグラスヒュッテの時計は「最高の精度」、「卓越した信頼性」、「優れた可読性」といった、日常生活または航海上の場において重要となる要素を備えています。特にこのS.A.R.モデルは、2002 年 2 月以来、ドイツ海上捜索救助局 (DGzRS) の救助巡洋艦や救命ボートで着用する腕時計として選ばれており、その価値を証明しています。
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優れた可読性と堅牢性を持つ「S.A.R.」モデル

ミューレの時計は、着用者が一目で時刻を確認できる優れた可読性に強いこだわりを持って製作されています。特に 航海用に設計された当社のS.A.R.モデルは、卓越したスタイルでありながら、この設計の原則に従っており、最大限の堅牢性ですべての要件を満たしています。救助や海軍の任務で真の価値を発揮し、長らく重宝されてきたこのモデルには歴史があります。

ドイツ海事捜索救助局 (DGzRS) とミューレ社

ドイツ海事捜索救助局 (DGzRS) は、157 年以上にわたって北海とバルト海で船員の安全を守ってきました。 その海上救助チームは、多くの命を救う重要かつ危険な任務に取り組む責任を負っています。 寄付のみで運営されている DGzRS は、設立以来、遭難した 86,000 人以上の船員を救ってきました。

このサービスの設立に先立ち、北海沿岸でいくつかの難破船が発生し、その後、ドイツの捜索救助活動を1つの組織の傘下に置くよう求める声が上がりました。この声は当初の地域捜索救助協会の設立につながり、1865 年 5 月 29 日にキール市に「ドイツ海上捜索救助局」が結成されました。ロバート ミューレがグラスヒュッテに当社の家族会社を設立したとき、DGzRS はすでに設立て数年が経っていました。

そして、2002 年ミューレ社に転機が訪れます。ミューレ社はドイツにて優れた計測器を製作していた歴史ある会社として高く評価されていため、ドイツ海上捜索救助局の船長から船上の過酷な状況下で使用することが出来る「最高の精度」、「卓越した信頼性」、「優れた可読性」を備えた時計の製作を依頼されたのです。そしてすぐに時計の製作がスタート。航海、救助の妨げとならないデザイン・仕様のニーズなどをヒアリングし、細かいすり合わせを重ねながら、開発されたのがRESCUE TIMER でした。
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S.A.R. RESCUE TIMERは20周年を迎えました

丸みを帯びたデザインやフォルム、リューズの位置など海上での救助における妨げとならぬよう細部まで工夫を凝らし、こだわり抜いて製作されたRESCUE TIMER。

スーパールミノバをたっぷり塗布した針と、個性的で独創的な形状のインデックスのおかげで、夜間の救助ミッション中でも、いつでも必要な時に明確に時間を読み取ることができるRESCUE TIMER。このモデルは、2002年以降、様々な過酷な状況下において活動をするドイツ海事捜索救助局 (DGzRS) の救助隊員を支え続けてきました。

そして2022 年。ドイツ海上捜索救助局 (DGzRS) の救助船隊の船長に最初の時計を贈ってから、S.A.R. Rescue -Timer は20 周年を迎えました。この20年の間、ドイツ海事捜索救助局 (DGzRS) の救助隊員を支えてきたS.A.R. Rescue -Timer は、北海とバルト海での海上救助隊員の厳しい任務におけるその価値を見事に証明してきました。いわば、S.A.R. RESCUE TIMERは、間違いなくミューレ社の技術やノウハウを詰め込んだ誇りともいえるモデルの一つなのです。